資格評価試験

評価試験の受験申請

1.申込方法

所定の申込書「溶接技能者評価試験申込書」に必要事項を記入の上、写真を貼り受験料及び事務手数料を添えて下記申込先に申込み下さい。料金は申込書と同時に納入下さい。 (現金、現金書留、郵便為替、愛知県溶接協会銀行口座振込)

【注】

  1. 写真はパスポートサイズ(全角45ミリX 35ミリ)で6ヶ月以内に脱帽で上半身を撮影し、顔が明瞭に判別出来るもの。(写真は、適格性証明書に使用するため、背景は無地、サングラス及び眼鏡が反射して目元が不鮮明で本人確認が困難な写真は不可)
  2. 更新試験、学科試験あるいは、基本級実技試験を省略する場合は、該当する適格性証明書原本のカラーコピーを必ず添付下さい。
  3. 受験希望日は欄外に鉛筆で記載下さい。ただし、予め当協会へ申込状況の確認をして下さい。先着順に受付けますので希望に沿えない場合もあります。 先着順に受付けますので希望に沿えない場合もあります。
    また、申込書の記載事項の不備、顔写真の不鮮明等がある場合は、返却あるいは訂正後の受付となります。

2.申込書

受験資格の種類によって申込書の色調が異なります。申込書は愛知県溶接協会にありますので、直接取りに来られるか、又は郵送を希望される場合は返信用封筒を添えて当協会へ請求下さい。

【注】

  1. 返信用封筒に宛先を記入し、切手を貼付下さい。
  2. 必要な申込書の種別(手溶接、半自動溶接、ステンレス鋼溶接等)と枚数を明記して下さい。
  3. 返信用封筒への貼付切手は、申込書2枚まで82円切手、3枚から7枚までは92円切手、8枚から12枚までは140円切手を貼付下さい。
  4. 当協会会員の方は、電話、FAXでお申込み下さい。返信用封筒、切手は不要です。

3.申込期日

愛知県溶接協会では試験日の前々月(2ヶ月前)の月末が申込み締切日です。但し申込み人数が試験会場の定員に達した時点で締め切らせて戴きますので、早めに手続き願います。資格を継続する再評価試験(更新)は有効期限の8ヶ月前から2か月前までに受験することになっていますので、お手元の証明書に記載された有効期間を確認し申込み下さい。新規の申し込みは、受験希望日の4カ月前以降とします。

4.申込先

〒456-0058 名古屋市熱田区六番3丁目 4番41号  名古屋市工業研究所内
一般社団法人愛知県溶接協会  TEL 052-651-6084   FAX 052-651-6081
取引銀行 三菱UFJ銀行六番町支店(普通口座)0161581

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料金表はこちら

評価試験の合否通知

  1. 試験の結果は、受験後2か月程度で合否通知および成績結果表」で通知いたします。毎月20日前に受験された方は翌月末頃、20日以降の方は翌々月になります。
    連絡は、合否通知及び成績結果表でお知らせします。合格者には同時に「適格性証明書」、学科のみ合格者には「学科合格証」を送付します。
  2. 新規受験において、実技試験が合格し学科試験が不合格の場合、1回に限り学科追試を受験出来ます。
    学科追試の申込は、「合否通知および成績結果表」発行日から45日以内に試験申込の手続を完了してください。
  3. 新規受験において、学科試験に合格し実技試験が不合格の場合、学科合格証明書を発行します。(証明書を提示することで、3年間は実技試験(学科免除)のみの受験ができます。)

合格者の認証(適格性証明書の発行)と資格の維持

  1. 合格者は、資格の種類に応じた「適格性証明書」が交付されます。
  2. 「適格性証明書」は3か年有効ですが、資格を維持するには毎年サーベーランス(業務従事証明)の手続きが必要です。交付後3か年を経過しますと、再度評価試験(更新)の受験が必要です。

評価試験申込上の注意

溶接技能者評価試験申込書提出前に

1.写真を確認して下さい。

  1. 写真は申込書の所定の位置に貼ってありますか。
  2. 写真は規定のサイズになっていますか。
    ・サイズ=4.5×3.5cm←パスポートサイズです。
    ・顔の大きさ=2.0~2.5cmが理想     
  3. 写真は規定通り撮られていますか。下図参照して確認して下さい。
  4. 受験票貼付用に、別に1枚各人で保管して下さい。(受験票に受験者が貼付)

 

2.「溶接技能者評価試験申込書」記入後確認して下さい。

  1. 受験者の押印忘れ。勤務先責任者の署名、押印の忘れはありませんか。
  2. 住所・氏名・勤務先住所のフリ仮名は落ちていませんか。
  3. 受験種目の番号へ○印をつけてありますか。
  4. 使用溶接棒・使用溶接材料は記入してありますか。
    ・銘柄はメーカー名 ではなく 棒名を記入して下さい。
     “例” →【神鋼】(×)  →《B-14》(○)
     *溶接棒、ワイヤーの箱に表示されていますので確認して下さい。
    ・使用溶接棒(溶接材料)に記入について
    アーク溶接:使用する溶接棒の銘柄(溶接棒の名称)、JIS規格の種類(E4319・E4316等)を1層目と2層目以降に分けて記入する。なお、組合せ溶接及びティグ溶接の場合は、1層目にティグ溶接棒(溶加材)を記入する。
    半自動溶接:使用するワイヤの銘柄(メーカーの呼称)、JIS規格の種類(YGW11・YGW15等)及びワイヤ径を、また組合せ溶接の場合は、ティグ棒(溶加材)についてもワイヤと同様に記入する。
    ステンレス溶接:使用する溶接棒の銘柄(溶接棒の名称)、JIS規格の種類(ES308・ES308L・ES316・ES316L等)使用する溶接ワイヤ又は、ティグ棒(溶加材)の銘柄(名称)JIS規格の種類(YS308.YS308L.TS308C.TS308LC.等)及び径を、また組合せ溶接(CN-PM)の場合は、1層目にティグ棒(溶加材)2層目以降については溶接棒を同時に記載する。
  5. 申込書の実務経験年数欄は、現在の会社に入った年月からを記入してありますか。
    *自営の方については、ご自分で証明していただいてもかまいません。

受験申込書提出後は

  1. 受験取消し、受験種目の変更は、受験予定日35日以前に限り認められます。但し、受験とりけしに際して納入された事務手数料は返却されません。
  2. 再評価試験「基本級・専門級」受験者で、試験当日の「基本級省略」の申し出は認められません。(平成15年1月より実施)
  3. 「申込書」受理後に学科試験の免除を申し出た場合:既得資格のコピーを提出ください。但し、受験料の返金はありません。
  4. 受験票の送付:溶接技能者評価試験日の約2週間前に送付します。
  5. 「欠席者」の受験料の扱い:次の2項についてのみ受験料の払い戻しが認められます。但し、事務手数料は返却されません。
    但し試験日前日の営業時間内までに連絡ください。
    ・忌 引 : 三親等以内(会葬通知等のコピーを提出下さい。)
    ・入 院 : 病気ケガ(医師の診断書のコピーを提出下さい。)
    *試験日翌日迄に必ず手続きして下さい。

評価試験申込書記入例

画像をクリックすると、記入例(PDF)が開きます。

JIS Z 3801手溶接(アーク)

記入例1

JIS Z 3821 ステンレス鋼溶接

記入例2

JIS Z 3841 半自動溶接

記入例3

 

実技試験注意事項

1.受験前に注意事項を正しく理解(再確認)しましょう。

実技試験の受験に当たり「受験者への注意事項」を正しく理解(再確認)しておくことは、合格へのステップとして、欠くことのできない大切なことです。
うっかりミスが大きなミスにつながり合格への道が閉ざされることになります。 “正しく理解・しっかり確認”で合格への道を広げましょう。

2.受験者への注意事項

  1. 溶接順番が来たら、評価員(試験官)に受験票を提示し、確認を受けてからスタートしてください。勝手に溶接を始めると失格となります。
  2. 溶接条件設定は持参の捨板の上で行い、試験台にアークを出してはいけない。
  3. 試験材と同形の板を持参して、練習することは認められません。
  4. 溶接条件は受験者本人が行うこと。手助けすると受験者が失格する。
  5. 仮付け溶接は試験材の両端15mm以内に行う。半自動中板の場合は両端のほか裏面中央に10mm以下の仮付けも可。
  6. 中板、厚板の溶接は配置の固定治具を使用して角変形を防止することが望ましい。
  7. 管を溶接する場合は、薄肉管の仮付けは2点又は4点、中、厚肉管は3点又は6点とする。
  8. 縦向きと横向きの溶接は、試験材の上下の位置を変えてはいけない。また、試験材をセットしたときの傾きは90°±5°以内とする。故意と認められるときは失格。
  9. 最終パスのビードは試験材の全長にわたって同一方向に溶接する。
  10. 溶接ビードの補修は試験材全長にわたって行い、部分的な溶接は認めない。
  11. ハンマー等によるビードの修正は行ってはならない。行ったときは失格。
  12. ある種目の溶接が失敗しても、他の試験材を使って同一種目の溶接することは認めない。
  13. 評価試験には溶接棒、溶接ワイヤ他溶接材料を各自必ず持参下さい。料金には溶接材料費が含まれていません。

3.外観試験の合否判定についての注意事項

  1. 溶接は、始端(スタート部)終端(クレーター部)も入念に行い、開先面が一部残っていたり、クレーター処理が凹状にならないように注意する。
  2. 中間部においても余盛り不足、開先面の残存に注意する。
  3. ビード幅高さの不揃い、波目の粗い溶接による不合格が多い。
  4. ステンレス溶接の場合、目違い、角変形(5°以内)による不合格が多い。

評価試験会場

愛知県溶接協会へ申し込まれた方の評価試験会場は日本溶接協会中部地区溶接技術検定委員会試験場です。
〒457-0823 名古屋市南区元塩町6丁目25番の5
一般社団法人日本溶接協会中部地区溶接技術検定委員会
TEL 052-613-2081   FAX 052-613-2057